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尻の穴から槍が

蓮のうてなのその上で念仏唱えうれば極楽往生まちがいなし、ひたすら念仏唱うればこの世の痛苦消えるべし――、というようなことをいいのこして、大坊主は槍をたずさえ、奈落のようなところへ入っていく。蓮の茎の部分が床を貫いて奈落へ伸びている。その茎の穴に槍をさしこんで、大坊主、ええい――!
悲鳴、槍をつたって流れる血(後略)


…という具合に善男善女が坊主に尻を槍でぐっさり刺されるシーンを見せる紙芝居が昔あって、延命院日当の物語が骨子になっていたのだろう、とある。


子供相手の紙芝居にしてはグロい場面だが、子供はけっこう残虐が好きだから、ウケたのかもしれぬ。



それにしても延命院日当の物語とは何だろう。
後年知ったこの悪僧の話は、もっと艶やかで遊蕩の気分の濃いものだったと思う、とも書いてある。


エロ坊主が信者の尻を槍で刺したりしていたんだろうか。

気になる。



気になるので、図書館で「延命院日道」を検索して、ヒットした文庫の小説本を借りてみたら、これが大奥マル秘物語というか、レディコミ風味&土ワイ劇場テイストで、日道が赤絵を力いっぱいエロく描く場面が読みどころなのだった。

槍で尻を刺すシーンはでてこなかった。




色川武大
怪しい来客簿



植松三十里
大奥延命院醜聞 美僧の寺




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