「昭和七年、弟弟子の天竜を中心に出羽一門の関取が結束して新興力士団をおこし、これにつられて残った力士の大部分も革新力士団を作って協会改革を主張した」とある。
プロレス団体の分裂のようじゃないか。
昭和初期の相撲界、こんなことがあったのか。
ほー。
相撲ファンもプロレスファンも、力士や選手の姿の良さや強さに惹かれ憧れるのだろうが、その愛の中には、異形なもの、奇形的なもの、祝福されないものに心を寄せ、そうしたものが反転して現す力に魅入られる気分が含まれているのじゃないだろうか。
わたしはどちらにもあまり詳しくはないのだけども。
色川武大
怪しい来客簿

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