忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

尻の穴から槍が

蓮のうてなのその上で念仏唱えうれば極楽往生まちがいなし、ひたすら念仏唱うればこの世の痛苦消えるべし――、というようなことをいいのこして、大坊主は槍をたずさえ、奈落のようなところへ入っていく。蓮の茎の部分が床を貫いて奈落へ伸びている。その茎の穴に槍をさしこんで、大坊主、ええい――!
悲鳴、槍をつたって流れる血(後略)


…という具合に善男善女が坊主に尻を槍でぐっさり刺されるシーンを見せる紙芝居が昔あって、延命院日当の物語が骨子になっていたのだろう、とある。


子供相手の紙芝居にしてはグロい場面だが、子供はけっこう残虐が好きだから、ウケたのかもしれぬ。



それにしても延命院日当の物語とは何だろう。
後年知ったこの悪僧の話は、もっと艶やかで遊蕩の気分の濃いものだったと思う、とも書いてある。


エロ坊主が信者の尻を槍で刺したりしていたんだろうか。

気になる。



気になるので、図書館で「延命院日道」を検索して、ヒットした文庫の小説本を借りてみたら、これが大奥マル秘物語というか、レディコミ風味&土ワイ劇場テイストで、日道が赤絵を力いっぱいエロく描く場面が読みどころなのだった。

槍で尻を刺すシーンはでてこなかった。




色川武大
怪しい来客簿



植松三十里
大奥延命院醜聞 美僧の寺




PR

るきさん

新宿のファミレスでるきさん片手に昼食をとっていたときのこと。

隣のテーブルはダークスーツのビジネスマン三人連れであった。
上司らしき紳士が若い部下二人を相手に、「俺の幸福論」を語っている。
それを聞くともなしに聞きながら、私も彼ら同様、安いパスタを食べていた。

紳士の幸福論は仕事と余暇と向上心という三題噺から語り起こされ、旅人と職人が登場し、企業人として私人としてどう生きるべきかを説き、イノベーションや積極性やグローバリズムの話に至った。
三人連れだが、声を出すのは始終一人きりである。
きっと尊敬すべき上司なのだろう、部下二人は黙って神妙に聞いている。感銘をうけている、という体で。
若者たちがかしこまり、うなずくほどに紳士は調子を上げて。


それを盗み聞きながらるきさんを楽しんでいるのは、なにかをちゃっかりとかすめとっているようなシアワセで、無表情をきめこんでいても、ひきむすんた口元がぴくぴくするので困った。

漫画を読んでにやにやしてるのだから怪しくはないのだろうが。


しばらくしたら盗み聞きにも飽きたけれど、るきさんがひょいとイタリアへ行き、炊きたてごはんとほんとうのイタリア料理を食べてる最終回に至って、とうとう、声がうふふふと漏れてしまった。


何度も読んだが、しばらくすればまた読むだろう。
るきさんのしがらみのない理想化されたような独身生活を楽しむたびに微かに気になることは、彼女の恋愛についてである。

るきさんに恋愛経験はありやなしや。
恋愛に対する彼女の反応はいかなるものか。




高野文子
るきさん




サバ折り文ちゃん

「昭和七年、弟弟子の天竜を中心に出羽一門の関取が結束して新興力士団をおこし、これにつられて残った力士の大部分も革新力士団を作って協会改革を主張した」とある。

プロレス団体の分裂のようじゃないか。
昭和初期の相撲界、こんなことがあったのか。
ほー。


相撲ファンもプロレスファンも、力士や選手の姿の良さや強さに惹かれ憧れるのだろうが、その愛の中には、異形なもの、奇形的なもの、祝福されないものに心を寄せ、そうしたものが反転して現す力に魅入られる気分が含まれているのじゃないだろうか。


わたしはどちらにもあまり詳しくはないのだけども。


色川武大
怪しい来客簿




プロフィール

HN:
鳩野ふみ
性別:
女性

カレンダー

01 2026/02 03
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

ブログ内検索

P R

*****